Paidyは6月18日に、全国の18～69歳の男女を対象に実施した、「みんなの夢調査」の結果を発表した。同調査は、「ペイディ」アプリが2000万ダウンロードを突破したことを記念して、4月10～11日の期間に行われ、3000名から回答を得ている。

7割以上が夢に対してポジティブ

　調査対象者に、現在「夢」があるかを尋ねたところ、「ある」とする回答は43.7％に留まった。一方で、年代別でみると、Z世代の男性では「夢がある」とする回答が56.3％に達しており、Z世代のうち学生が大多数となる18～22歳（57.4％）では、Z世代全体（51.2％）と比較して夢をもつ割合が高い傾向がみられる。
 
　また、40代女性では夢が「ある」とする割合（32.7％）が全体と比較して約11％低かった。
 
　「夢」を聞かれてプレッシャーを感じたことがあるかを尋ねた質問では、「ある」と答えた人が47.3％に達しており、とりわけ18～29歳の女性（58.7％）では顕著となっている。プレッシャーを感じる理由としては（複数回答）、「具体的な夢を聞かれると、自分が十分に努力していないように思えるから」（14.6％）がもっとも多く、「他人と比べて劣っていると感じるから」（13.7％）、「夢がないこと自体が後ろめたい」（13.1％）がそれに続いた。年代別でみると、Z世代女性は特に他人と比較して自分を劣っていると感じる傾向が強く、年代が上がるとプレッシャーを感じることは少なくなり、40代以降では「プレッシャーを感じたことがない」と回答する人が増える傾向にある。
 
　夢の価値観について、どんなに小さな「したい」や「ほしい」といった目標も、「夢」であると思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」と「やや思う」を合わせた割合が69.0％を占めた。
 
　夢の価値観について、他人の夢が叶うことを応援することも「夢」であると思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」と「やや思う」を合わせた割合が63.9％に達している。
 
　夢の価値観について、「成功しなくても、夢に向かって行動すること」が大切であると思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」と「やや思う」を合わせた割合が75.2％を占めた。
 
　夢の価値観について、「夢を描くことで自分の可能性を広げる」と思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」と「やや思う」を合わせた割合が71.9％に達している。
 
　大小問わず夢を持つことが、人生にどのような影響を与えると思うかを尋ねたところ（複数回答）、「モチベーションになる」（44.6％）、「希望や幸せを感じる」（28.7％）、「人生の方向性が明確になる」（24.4％）が上位を占めた。
 
　子どもの頃に、「大人になったら叶えたいこと」があったかを尋ねた質問では、「ある」とする回答が46.8％に達している。
 
　大人になったら叶えたかったことのうち、大人になって叶えたものを尋ねたところ（複数回答）、実際に叶えた人が47.4％に達しており、実際に叶えたこととしては「行ってみたい場所に行くこと」「なりたい職業につくこと」「ほしいものを手に入れること」が上位を占めた。
 
　大小問わず、「自分にとって重要」と感じる「夢」のジャンルについて尋ねた質問（複数回答）では、「お金について」（42.7％）が最多となり、以下「趣味」（35.3％）、「生活・ライフスタイル」（35.0％）が続いている。年代別でみると、Z世代では「キャリア・仕事」が他の年代よりも割合が高く、男性は47.0％、女性は43.5％となった。また、20代（42.8％）・30代（46.8％）の女性は「なりたい自分像・生き方」を挙げる回答が多く、60代では「旅行」を挙げる回答が多い一方で、「お金について」は他の年代よりも割合が低い傾向がみられる。
 
　「夢」と聞いて、もっとも当てはまるものを尋ねたところ、「なりたい」（26.1％）がもっとも多く、「叶えたい」（18.5％）、「したい」（16.4％）がそれに続いた。年代別でみると、40～60代の女性は「叶えたい」の割合が他の性年代よりも高い。
 
　現在、もっとも叶えたい夢のジャンルとしては、「旅行」「節約・貯金」「健康・生活習慣」が上位を占めた。夢を叶えるために最近購入した（行った）ものやこれから購入したい（行いたい）ものでは、「旅行」では「スーツケース」や「ガイドブック」、「貯金・節約」では「投資講座」や「NISA」、「キャリアアップ」では「税理士」「宅建」「簿記資格」を挙げる回答が多く寄せられている。
 
　自己投資のために、分割手数料無料なら分割払いを利用するには賢いと思うかを尋ねた質問では、「賢いと思う」と「どちらかといえば賢いと思う」を合わせた割合が46.0％を占めた。とりわけ、20代男性ではこの割合が半数超に達している。